2022年は、環境の大きな変化がある一年だった。自分の中での様々なものごとに対する視点がどんどん変化していく毎日。
それでも自分自身の中に、変わらないコアな部分があって、刺激が多くて道に迷いかけた時にそれに助けられることもあった。
職場で一眼レフカメラを使うということもあり、休日は専らフィルムカメラを携えていた。フィルムに刻まれる瞬間は、どこか自分の中でのその「コアな部分」に通ずるものがある気がしている。
ここでは、2022年に使用したフィルムの写真を並べ、休日の心の中を少し覗き、その年を振り返ってみようと思う。
新しい年のはじまり。初日の出を見、みんなで餅つきをする。
春。菜園「ピッピのもり」はピンクや黄色の花でいっぱいになった。
鮮やかな花に囲まれ、気分も華やかに。
少し暖かくなったころ、祖父のキャンプ場で、祖父特製ピザ窯を使ってパーティー。
食べ物を囲み、笑う幸せを再認識する。
5月は久しぶりの開催となった益子陶器市へ。
大体このあたりに好きな作家さんいるな、とめがけていくのが半分、あとは行き当たりばったりの出会いを求めて。
夏は太陽に照らされた向日葵が眩しかった。
晴れやかな気持ちにさせてくれる夏の花たち。
美味しいものもたくさん食べ、
自然の美しさに圧倒された。
少し遠出する機会もあり、見慣れない風景を美しく思うことも。
カフェでの時間は、目の前の本に夢中になったり、ボーっと考え事をしたり、文章を考えたり。
休日には欠かせない、大切な居場所だ。
世間で言えば「社会人一年目」な年。“ON”があれば“OFF”もあって、そのバランスを考えることも多かった。
“OFF”
ふらふらと風に誘われるがままに
カフェに入って
カバンに入ってる本を開くなにもしない
ただただ
だらんと心も体も
OFFになっていく名前もなく
目的もない
そんな時間
2023年もまた、写真を撮りながら自分の内面を見つめつつ、少しずつ、人間として豊かだと(いつか)思えるよう、蓄積していけたらと願う。
(カメラはコンパクトフィルムカメラ「Nikon35Ti」を使用。写真の加工は一切していません。)
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