フランス滞在中、何度かリヨンを離れて旅をすることがあった。そこで撮った写真を、ここでは紹介したいと思う。
ジュネーブとヌーシャテル(スイス)、トリノ(イタリア)、ストラスブール(フランス)で撮った写真たち。
ガイドブックに載っているような写真というよりも、気取らない写真を目指したつもりだ。
Genève / Neuchâtel
10月のおわりから11月の頭、1週間のバカンスを使って、友人たちに会いに行くためにスイスへ。
リヨンからジュネーブまでは2時間ほど。ジュネーブ、イーヴェルドン・レ・バン、ヌーシャテルを訪れた。
イーヴェルドン・レ・バンは「バン(お風呂)」という地名ということもあって温泉が有名。7か月間の滞在で唯一お湯に浸かれたのはこの時だけで、それはそれは気持ちよかった。
ヌーシャテルは人口3万人ちょっとのコミューン。時計産業で知られている。ジュネーブと比べると落ちついた雰囲気で、フランス語もゆったりと話されているように感じた。ヌシャテル城と見つけた細い道。
チョコレート屋さんでチョコレートを買って、記念に外観を撮ろうと思ってカメラを向けたら、お店の中にいた方々が気づいて笑顔でこちらに手を振ってくれた。
ここからはジュネーブ。曇りで全体的に白い写真が多いが、それがまた紅葉の黄色を引き立てているように見える。
ジュネーブに着いたのはよかったが、宿しかとっていなくて何も調べていなかったため地図もなく…(笑)EU圏外だということをすっかり忘れていた。
中心地への行き方がわからなくて、(場所の名前もわからないので道を聞くにも聞けず…笑)適当に歩いていたが、途中で観光案内所のようなところを見つけて地図をもらった。それで存分に迷わず散歩した。
会いに行った友人たちは姉妹で、出会いはカナダのバンクーバー。日光に来たときは案内したっけ。
たった2週間の滞在で出会った彼女たちとは、もうすぐ6年経つ今でもコンタクトを取っていて、不思議な縁を感じる。私と年が近く、医学と工学を専攻する彼女たちの、好きなことを勉強する姿にいつもこちらまでワクワクさせられるのだ。
ジュネーブに滞在した時、朝があまりにも気持ちよくて2時間くらい湖の周りを散歩した。朝の散歩はどの地域でも心が弾む。
Turin
大学のオープンキャンパスに参加するためにトリノへ。
リヨンからは電車で4時間ほど。フランスとはまた違った雰囲気、そして何より言語の響きが面白かった。
「Uno cappuccino per favore (ウノ・カップッチーノ・ペルファヴォーレ)」と言ったつもりなのに Cioccolata(チョコラータ)が出てきたときは驚いて、笑ってしまった。カップッチーノとチョコラータ。そんなに似てないけれど…
次にイタリアに行くことがあったら通じるといいな。
Strasbourg
ストラスブールはフランス北東に位置している。
リヨンからは電車で4時間、車で5時間くらい。行きはBlablacarという一般の人が運転するシェアカーのようなものを利用した。利用者との距離が近いから、話しをしたいときはおすすめ。
アルザス地域圏ではアルザシアンというドイツ語に近い言語も話されていて、ストラスブールでもフランス語にドイツ語、アルザシアンが混ざった音が聞こえてきて、改めて言語の面白さを感じた。
わたしはマルシェが好きでMarché de Noëlに行ってみたくて、クリスマスの時期に5日ほど滞在した。
お菓子づくりが好きな私にとっては、ドイツ菓子と関係の深いアルザス菓子にも興味があり、ちいさなお店を見るだけでも楽しかった。
この時に利用したAirbnbのホストがとても素敵な方だった。
話を熱心に聞いてくれるうえに、彼から出てくる一言一言に説得力があって、はじめて会ったのにずっと知っているお兄さんのような存在だった。出会いって本当に不思議なものだ。
アルザスといえば、シュークルート(写真上)。酸っぱい発酵キャベツがクセになる。
ストラスブールはドイツと隣接していて、橋を歩いてドイツへ渡って2時間くらい散歩した。リヨンとは全く異なる建築様式で、それもまた興味深かった。写真は国境のPont de l’Europe。
以上、日常を離れ、少し旅をした時の写真を並べてみた。
次回はリヨンで撮った日常の写真やリヨンの様子を映したものを紹介してみたい。
これ全部ゆりこさんが撮った写真ですか?
とっても素敵です!風景だけじゃなくて、現地の雰囲気や言語を感じられます。ゆりこさんが人一倍留学から学んでいることもわかります。私もそんな留学ができたらなと思い、日本の留学生のお手本です!リヨンも綺麗な街ですが、トリノやジュネーヴ特にストラスブールのクリスマスマーケットに行ってみたいと思いました!