“バカンス”で撮った写真たち。

一眼レフを使って写真を撮るようになったのは、大学1年生の冬。慕っている友人からNikonのカメラを譲り受けたことがきっかけでした。

ずっとセットの標準レンズと望遠レンズを使っていましたが2年ほど経った時にSigmaの単焦点レンズを購入して、それ以来そのレンズが気に入っています。

ひとりで旅をするときに大きなカメラを抱えていると危ないこともあるので、そういう時にはミラーレスの小さなカメラを持ち歩くようにしています。

7か月間のフランス(リヨン)留学中も、時間を見つけては写真を撮っていました。何かを残したいとか、シェアしたいとか、そういうこと以前に撮影が楽しくて。それを理解してくれた友人がよく写真を撮るのにつきあってくれました。

ガイドブックに載っているような写真は撮れませんが、私なりのフォトグラフィーを楽しんでいただければ。そして、カメラで遊んで撮った様子までも伝わったら嬉しいです。

(ところどころに載せた地図はお絵描きしたものなのであまり正確ではないです。)

Genève / Neuchâtel

10月のおわりから11月の頭、1週間のバカンスを使って、友人たちに会いに行くためにスイスへ。

リヨンからジュネーブまでは2時間ほど。ジュネーブ、イーヴェルドン・レ・バン、ヌーシャテルを訪れました。

イーヴェルドン・レ・バンは「バン(お風呂)」という地名ということもあって温泉が有名。7か月間の滞在で唯一お湯に浸かれたのはこの時だけで、それはそれは気持ちよかったです。

ヌーシャテルは人口3万人ちょっとのコミューン。時計産業で知られています。ジュネーブと比べると落ちついた雰囲気で、フランス語もゆったりと話されているように感じました。ヌシャテル城と見つけた細い道。↓

ここからはジュネーブ。曇りで全体的に白い写真が多いですが、それがまた紅葉の黄色を引き立てます。

ジュネーブに着いたのはよかったのですが、宿しかとっていなくて何も調べていなかったので地図もなく…(笑)EU圏外だということをすっかり忘れていた私。あっちゃーって感じでした。

中心地への行き方がわからなくて、(場所の名前もわからないので道を聞くにも聞けず…笑)適当に歩いていたのですが、途中で観光案内所のようなところを見つけて地図をもらいました。それで存分に迷わず散歩しました。

会いに行った友人たちは姉妹で、出会いはカナダのバンクーバー。日光に来たときは案内したっけ。

たった2週間の滞在で出会った彼女たちとは、もうすぐ6年経つ今でもコンタクトを取っていて、不思議な縁を感じます。私と年が近く、医学と工学を専攻する彼女たちの、好きなことを勉強する姿にいつもこちらまでワクワクさせられるんです。

ジュネーブに滞在した時、朝があまりにも気持ちよくて2時間くらい湖の周りを散歩しました。朝の散歩はどの地域でも心が弾みます。

Turin

大学のオープンキャンパスに参加するためにトリノへ。

リヨンからは電車で4時間ほど。フランスとはまた違った雰囲気、そして言語の響きが面白かったです。

「Uno cappuccino per favore (ウノ・カップッチーノ・ペルファヴォーレ)」って言ったつもりなのに Cioccolata(チョコラータ)が出てきたときは驚いて、笑ってしまいました。カップッチーノとチョコラータ。そんなに似てないけど… 

イタリア語も、頑張らんと。

Strasbourg

ストラスブールは北東に位置しています。

リヨンからは電車で4時間、車で5時間くらい。行きはBlablacarという一般の人が運転するシェアカーのようなものを利用しました。利用者との距離が近いので話しをしたいときはおすすめ。

アルザス地域圏ではアルザシアンというドイツ語に近い言語も話されていて、ストラスブールでもフランス語にドイツ語、アルザシアンが混ざった音が聞こえてきて、改めて言語の面白さを感じました。

私はマルシェが好きでMarché de Noëlに行ってみたくて、クリスマスの時期に5日ほど滞在。

お菓子づくりが好きな私にとっては、ドイツ菓子と関係の深いアルザス菓子にも興味があり、ちいさなお店を見るだけでも楽しかったです。

この時に利用したAirbnbのホストがとても素敵な方で… 話を熱心に聞いてくれる上に彼から出てくる一言一言に説得力があって、はじめて会ったのにずっと知っているお兄さんのような存在でした。出会いって不思議ですね。

↑アルザスといえば、シュークルート。酸っぱい発酵キャベツがクセになります。

ストラスブールはドイツとは隣接していて、私も橋を歩いてドイツへ渡って2時間くらい散歩をしました。国境のPont de l’Europe↑。

Bugey

Lyon Internationalという、留学生を現地の人とマッチングさせてディナーに招待するという素敵なアソシエーションがあります。そこが運営していた、ビュジェイへの週末旅行に参加しました。

簡単なハイキングをして、ワイン畑の隣でスパークリングワインを試飲して。中心地とはまた違った雰囲気で癒されました。

仲良くしてくれたおじさんおばさんたち、どうしているかしら。

Lyon

今回の滞在で大好きになってしまったリヨン。多くの友人が旅行に行く中、リヨンでのんびりしていたかったほど、私にとっては居心地のよいところでした。

レストランで隣になったら話し始めるし、何か聞いたら一生懸命になって教えようとしてくれる。リヨネ(リヨンに住む人たち)の温かさこそ、私がもう一度訪れたい理由でもあります。

Vieux Lyon(旧市街)からCroix-Rousse(絹織物のアトリエが多い丘)にかけてユネスコの世界文化遺産にも登録されています。(地図の真ん中、1区と2区のあたり。)

どこにいくにも30分から1時間で行けてしまうという、コンパクトシティです。

歴史との関りが強い絹織物やギニョール(人形劇)、ブション(肉料理をスペシャリテとするレストラン)などが有名。私はお肉が得意ではないのですが、唯一肉を使わない「Quenelle/クネル」という魚のすり身を使ったスペシャリテもあってそれが好きです。↓

リュミエール兄弟の街で、小さな映画館もたくさんあります。コンサートや劇も多いので滞在中に9つの舞台を観ました。(学生の街ということもあり、無料/低価格で鑑賞したものも多いです。とっておいたパンフレットたち↓)

特にコンテンポラリーバレーは舞台そのものが美しく、身体だけでダイナミックに表現するその表現力に心を打たれました。

12月頭には la fête des Lumières(光の祭典)が行われます。今は観光の目当てのようになっていますが、キリスト教との関係が深い行事です。

リヨンについて学ぶ授業があったのでそこで知ったことをせっかくなので書いてみます。

光の祭典が現在のプロジェクションマッピングを使うスタイルになったのは1999年から。12月に行われる祭典ですが、起源を見るともともとは9月のようです。キリスト教のVœu d’échevinという記念日が9月8日にあります。リヨンでは1643年からリヨン市長や区長、議員などがla basilique de Fourvière(バジリカ式フルビエールのノートルダム大聖堂)を訪れるという儀式になっていて、現在はライシテ(政教分離)の観点から物議をかもしています。

その9月8日、1853年のこと。リヨネたちはマリアがペストから自分たちを救ってくれたとして感謝の気持ちを込めてロウソクを窓際に置こうとします。しかし当日は大荒れの天気。ロウソクを置くことはできず、12月に延期することになりました。それからというもの、12月8日になると毎年窓際にロウソクを置くという習慣が、今の光の祭典につながっているのだそう。

現在でも光の祭典では大聖堂に「MERCI MARIE(ありがとうマリア)」と大きく映し出されています。ロウソクを置くという伝統を守ろうと自治体自ら家庭にロウソクを配っているようで、4日間ある光の祭典ですが、8日には各家の窓際にともされるロウソクも見られます。

人も多いですし、テロが起きたこともあり今は荷物チェックも頻繁にあります。(↑入口も出口もコントロールされています。)

スリもたくさんあるので注意が必要です。(私はスリにはあいませんでしたが、人が多くて手袋をなくしました…)

ちょっと長くなりました。私は授業を受けて「へ~」と思ったのでつい。

さて、日常に戻りまして…

リヨンは川が2本通っており、川に囲まれている部分はPresqu’île(プレスキル)と呼ばれています。(左が好きだった橋、右が通った学校↓)

川沿いは舗装されていて、天気がいいとみんな外で寝転がったりピクニックしたり思い思いの時間を過ごします。

リヨンは美食の街としても有名。レストランに行く機会は多かったわけではありませんが、何度も通い詰めたのは近所であり通学路にあったLe kitchen café

季節を感じる食材使いが魅力的です。

デセールも美しく、バランスが取れていておいしい。朝のペイストリーも最高で、週末は混むので朝一番、8時半に行くのがおすすめ。

お気に入りは「Kanelbulle/カネルビュル」。シナモンとカルダモンの効いたブリオッシュです。それにコーヒーを合わせて「sur le pouce」というメニューが3.5€で手軽で好き。

La vie quotidienne

マルシェに行くのが私の毎週末のお決まりでした。

親しくしてくれたチーズ屋さんのおじさんに、ありがとうとバイバイを言う前にマルシェが閉鎖されて、帰国することになってしまったことが心残りです。またおじさんに会って最高のコンテチーズを食べられることを心待ちに。

そして… 友人たちと一緒に料理をしておしゃべりしながら食べるのが楽しくて。

フランス人の友人たちとはラクレットパーティーを、中国・ベトナム・台湾の友人たちとは餃子パーティーを。こちらは私が台湾料理食べたい!と言っていたらクラスメイトの台湾人がつくってくれたもの。↓

仲の良い中国出身の友人とは毎週のように作りあいっこしていました。おかげで中国料理をちょっとは作れるようになったかな。やっぱり料理っておもしろい。

最後まで見ていただきありがとうございます。 

これからもたくさんの写真、撮っていきたいと思います!

それでは、また。

Bonne journée!

2020-05-28|
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コメント2件

  • すずきゆりい より:

    これ全部ゆりこさんが撮った写真ですか?
    とっても素敵です!風景だけじゃなくて、現地の雰囲気や言語を感じられます。ゆりこさんが人一倍留学から学んでいることもわかります。私もそんな留学ができたらなと思い、日本の留学生のお手本です!リヨンも綺麗な街ですが、トリノやジュネーヴ特にストラスブールのクリスマスマーケットに行ってみたいと思いました!

    • yuri より:

      読んでくれてありがとうございます☺そしてコメントありがとう!
      そうなの。写真が好きで、留学中もできる限り何かしら撮りたいなあと思って生活していました。
      クリスマスマーケットは寒い中、ホットワインを飲みながら歩き回るのが幸せなの。
      リヨンもトリノも、ストラスブールもみんな建築様式が異なって、建築が好きなゆりいちゃんならきっとすごい楽しめると思います!

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